平成28年 12月 リニューアルOPEN!
内科 消化器内科 各種保険取扱/胃内視鏡/腹部エコー

ピロリ菌検査

〒143-0024 東京都大田区中央3-15-16

TEL:03-3775-0281 お気軽にお問い合わせください
診療時間 月・火・水・金…9:00~12:00 / 14:30~18:00
※土曜日は9:00~12:00(午前のみ)
休診日 木曜・土曜午後・日曜・祝日
リニューアルへの歩み
HOME»  ピロリ菌検査

ピロリ菌について

胃の中は胃酸が出ているため、通常の菌は死んでしまいます。ピロリ菌は特殊な酵素をもっており、アンモニアを発生して、胃酸から身を守っているため、胃の中で生きることができます。

ピロリ菌が関与している病気

  • 慢性胃炎(萎縮性胃炎)
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 胃癌
  • 胃MALTリンパ腫
  • 胃過形成性ポリープ
  • 特発性血小板減少性紫斑病
  • 小児の鉄欠乏性貧血
  • 慢性蕁麻疹

胃・十二指腸潰瘍の患者様のピロリ菌感染率

ピロリ菌に感染すると胃に炎症を起こすことが確認されています。

胃・十二指腸潰瘍の患者様でピロリ菌を検査すると、約90%の患者様がピロリ菌に感染していて、ピロリ菌が胃・十二指腸潰瘍の原因になっていることがわかっています。

※北海道大学がん予防内科学講座 浅香正博教授監修資料より引用

ピロリ菌がいる場合には1度潰瘍の治療をしても1年後には60%以上の患者様が再発してしまいます。ピロリ菌を除菌することによって胃・十二指腸かいようの再発率は著しく低下することが認められています。

胃がんの患者様のピロリ菌感染率

代表的なものとしては胃がんとの関連性が指摘されています。
ピロリ菌に感染している人と感染していない人に対して10年間調査を行ったところ、感染している人では2.9%に胃がんが発生したのに対し、感染していないひとでは胃がんは発生しなかったという研究報告があります。

※Uemura, N., et al.: N Engl J Med, 345, 784, 2001

早期胃がんの治療後にピロリ菌除菌をした場合と除菌治療をしなかった場合で比べたところ、除菌治療をした患者様では新しい胃がんの発生がおよそ1/3であったとの報告があります。

※Fukase K. et al.: Lancet, 372:392-397(2008)

ピロリ菌の検査方法

【抗体測定法】
尿や血液のピロリ菌に対する抗体の有無を調べる方法です。
【抗原測定法】
糞便中のピロリ菌に対する抗原の有無を調べる方法です。

ピロリ菌除菌療法の保険適用

下記の場合は保険適用となります。

  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 胃MALTリンパ腫
  • 特発性血小板減少性紫斑病
  • 早期胃癌に対する内視鏡的治療後
  • ヘリコバクタピロリ感染胃炎 *平成25年2月に保険適応
    ※ヘリコバクタピロリが陽性であること及び内視鏡検査によりヘリコバクタピロリ感染胃炎であることを確認すること

ピロリ菌除菌療法

一次除菌

2種類の抗生物質と胃酸を抑えるおくすりの3種類のおくすりを朝と夕方の1日2回1週間しっかりと続けてのむことで約80~90%の患者様はピロリ菌を除菌できます。
除菌が成功したかどうかは除菌治療終了後4週間以上あけて検査をすることでわかります。

二次除菌

1回目の除菌治療で除菌が出来なかった場合にはおくすりを変えて再度除菌治療を行うことが可能です。2回目の除菌治療では約90%の患者様で除菌ができます。除菌が成功したかどうかは除菌治療終了後4週間以上あけて検査をすることでわかります。

※北海道大学が予防内科学講座 浅香正博教授監修資料より引用

PAGE TOP